組織づくりで重要な3要素「人材力」「組織力」「関係力」のうち「組織力」について書こうと思います。
「組織力」とはなにか?
「なんとなく組織の力だとは思うけどよく分からないなぁ」
そんな方が多いかと思います。
端的に述べますと、
組織が共通の目的に向かい団結して動く力の事です。
昨年流行したラグビーをテーマにしたドラマ「ノーサイドゲーム」
見られましたでしょうか?
ノーサイドゲームのアストロズにおける共通の目的とはなんだったのか?
それは「プラチナリーグで優勝する」という事
アストロズのメンバー全員が一丸となって「優勝」に向かって取り組んだ結果、
それまで弱小チームだったアストロズがジャイアントキリングを起こし見事に優勝しました。
これが1人でも
「リーグ戦に勝ち越せたからいいや」
「優勝争いまで出来たからいいや」
「勝つ事が目的じゃないし楽しめればいいや」
そんな気持ちの選手がいたらどうでしょうか?
おそらく優勝出来なかったと思います。
たとえ優秀な選手だけをかき集めて人材力だけ高いチームだったとしても
共通の目的がなく個人個人の気持ちがバラバラだったとしたら到底優勝なんて出来ないでしょう。
これを会社組織に置き換えると
会社としての大きな目的(ビジョンなど)があり、
それをしっかり全社員に浸透させる事で
そのビジョンを拠り所にそれぞれの社員が一丸となって自分で判断して動く事が出来ます。
この会社としての目的がないと、それぞれ自分勝手に自分の価値観に従って行動するから
「あいつは何を考えているんだ」
「指示をされないと動けない指示待ち人間が多い」
などと、部署間で仲が悪くなったり仕事が円滑にまわらない状況となります。
さらにこの会社の目的があるからこそ
それぞれの部署での目標が設定され
個人の目的が明確になり目標設定が行われるようになります。
先程のノーサイドゲームで考えますと
まずは会社としての大きな本当の目的としては
「アストロズが採算の取れるチームにする」
という物があり
GMやフロント陣としては
「試合の動員数を増やしてチケットの収益があがるようにする。」
君島や個人個人の目標に落とし込まれた時に
「地元の人たちから愛され、応援に来て貰えるチームにするため、ファンクラブの活動を行う」
であったり、
「蹴球協会の旧態依然とした組織を改革して業界そのものを活性化させる」
だったりします。
チームとしては
「採算の取れるチームにする」という目的達成のため
「プラチナリーグで優勝する」
という目標が設定されます。
そして、その目的を達成するために
「サイクロンズに勝つ」という目標が立てられました。
このサイクロンズに勝つという目的のため
個人の目標として、
七尾の場合は
「怪我を恐れずにラックに突っ込めるようにする」
という事になりました。
このように、
1.会社としての目的、ビジョンを明確にする事で
2.部署ごとの目標が設定され、その部署の目的を達成するために
3.個人個人の目標を設定する。
という風に落とし込まれていきます。
会社のビジョンを明確化せず、
社員に浸透させずに
社員の目標管理などをしている会社はありませんでしょうか?
また、クレドという名のもとに
単なる綺麗事を10個も20個も、書き連ねるだけで、絵に描いた餅とさせていないでしょうか?
そしてこの会社としてのビジョンを設定する際には
経営者の本当の気持ちが反映されている必要があります。
経営者自身が心から望む姿をビジョンとして共有しないと、
社員の人たちからの共感は得られず、
伝わりません。
是非とも、経営者の心から望む姿を
ミッション・ビジョン・バリューとして反映させて
本当の意味での勝てる組織作りをしていって貰えればと思います。