Afterコロナを考える

令和2年4月7日

7都道府県に対して緊急事態宣言が発令、その後全国的に緊急事態宣言が広がり

強制的にテレワークが進み働き方が変わり一瞬のうちで世界の状況が一変してしまいました。

経済が止まり、様々な業界が大打撃を受けております。

 

業界によっては業績を伸ばす業界もありましたが、殆どの業界が縮小してしまっているのではないでしょうか。

 

先日私のクライアントさん(IT業界)とのお話で、

「案件が止まってしまって社内で待機させている社員が複数名いる。」

「現状が元に戻って改善されるまで我慢するしかないからそれまで社内で勉強させている。」

とお話をしていました。

 

果たして本当にそれが正解でしょうか?

たしかに社内で遊んでいるだけよりかはマシでしょう。

でも、コロナが終息しても全てが元には戻ることはないでしょう。

いずれまた以前のように健全な経済活動が再開されるとは思いますが

コロナが終息したからといって一瞬で元に戻ることもないと思います。

 

そうであれば、現在社内に待機している社員がいるのですから

この現状をどのように受け止め、ビジネスを展開していくのかを考えていく事も必要ではないかと思います。

 

そんな新しいビジネスと言ったって簡単にできるものではないでしょ?

と思われる社長さんも多いかと思います。

確かに簡単に新しいビジネスが生まれるのであれば誰も苦労はしないです。

 

先日カンブリア宮殿で富士フイルムについて特集されておりました。

 

富士フイルムと言えば90年代「写ルンです」というレンズ付きフイルムで一世を風靡した

大手フィルムメーカーです。

しかし、2,000年代に入り急速なデジタル化が進み

携帯電話でも写真が撮れるようになりフイルムの市場が縮小し

主力であったフイルム事業では売り上げが確保できなくなり会社の存続にかかわる事態に陥りました。

 

このような状況では「いずれフイルムの需要が復活するまで我慢」などと言っていては潰れてしまいます。

 

そこで、富士フイルムは新しい事業を模索した結果、

フイルムとは全く関係ないように見える化粧品で、みごとV字回復を成し遂げました。

 

しかも、今では医薬品にも進出し新型コロナの治療薬として注目を浴びる「アビガン」を開発し

「PCR検査キット」なども取り扱っているそうです。

 

フィルムの需要がなくなった時に

「うちはフイルム屋だから、カメラに関する新しい事業を探そう」

という先入観を持ったままでは化粧品という発想は出なかったのではないでしょうか。

 

とはいえフイルムとは全く関係なくゼロから化粧品に挑戦したのではなく

フイルムを製造する時の技術、物質をナノ化するという技術が

化粧品に活かされ、アスタリフトという化粧品が生まれたんだそうです。

 

それは大手企業だから独自の技術があって出来たんではないの?

と思われるかもしれませんが逆に大手企業だからこそ

なかなか簡単にこのように大胆な施策は取りにくいと思います。

それでも古森社長は決断しました。(カンブリア宮殿では大企業病と表現されていました)

 

 

とは言えウチの会社はそんな特別な技術なんてないし、そんな発想出てこないよ。そんな意見も聞こえそうですが、、、

 

ではどうすれば良いのか?

それは、一人で考えていてもなかなか新しいものは生み出すには限界がありますか

プロジェクトチームを立ち上げてチームとしてどうやって生き残るかを考えるのです。

 

まずは何の事業をやるのか?ではなく自社で持っているリソースは何なのか?から考えていき

そこからどのような価値提供ができるのか?を考えていっても良いと思います。

 

物事はルービックキューブに例えられます。

1人ではどうやっても全部の面は見ることができず

最大でも3面までしか見ることができません。

 

しかし複数人が集まればそれぞれ別々の角度から物事を見ることができるので

新しいビジネスを発見できる可能性が高くなります。

 

先のIT企業さんでしたら

単に勉強するだけでなく、勉強もかねて何かシステムを開発してみるでも良いかもしれないですし

勉強した技術のアウトプットも兼ねてYouTubeやSNSなどでプログラミング教室みたいなものを発信するのでも良いかもしれません。

(私は脳の使い方(利き脳)が新しい発想など苦手とするタイプなので安直なものしか出てきませんが)

 

なにか新しいビジネスが展開できそうであれば

そこに必要な人材がどのような人材なのかを見極め

積極的な「攻めの採用活動」を進めるのも必要になるかもしれません。

 

コロナの影響で有効求人倍率も下がって来ておりますので

上手くすれば優秀な人材が確保できる可能性もあります。

 

このような考え方ができ、必要であれば大胆な施策を打つ

そういう事ができる企業が今後大きく伸びる企業なのでは。と思います。

 

最後にカンブリア宮殿で出てきた富士フイルムの古森社長の言葉が印象的だったので紹介します。

 

 

リーダーの使命感と覚悟、決断の質・スピードと打ち出す施策のダイナミズムが

その後の組織の興廃を左右する

有事を乗り切るためには、時機を逃さず思い切って実行することが肝要だ


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